【R02/07/19公開)
この記事ある日突然妻から弁護士を通じて離婚調停に巻き込まれた男の話です。次のような人達の参考になることを祈っています。
①まずは私自身の為に、離婚調停はやり直しができないから割と必死です。
②現在同様の境遇にある人
③将来の離婚争議予備軍に属す可能性の有る人
今回は私が離婚調停の初日の経験したことをご紹介します。
1.離婚調停と調停委員

1)離婚調停とは
どうも。鷹ですがワシをアバタールにしているヒロアキです。お見知りおきを。
最初に離婚調停なるものを知りませんのでまとめておきます。

ワシ
当事者同時では話合いにならない場合に、家庭裁判所の離婚調停委員が間に入りお互いの話し合いを促す制度です。

アドバイザー

ワシ

アドバイザー

ワシ
思うってずいぶんと頼りないアドバイザーやな。しかも”?”マークもついとるし( 一一)
私はフィギュアですから。過度な期待はしないでくださいね。

アドバイザー
でも私にはグーグル先生と友達Aがバックについていますから、まかせてもらっても大丈夫なハズですよ?、たぶん・・・

アドバイザー

ワシ
なんか、ますます不安になるけど当たって砕けるだけやな

アドバイザー
アドバイザーからの補足等
離婚調停とは、家庭裁判所で行われる離婚に関する話し合いのことを指します。
家庭裁判所に双方が出かけて調停調停委員を経由しての話し合いとなることが特長です。
離婚調停の正式名称は、夫婦関係調整調停といいます。
離婚調停では、離婚やそれに伴う子供の親権や慰謝料、財産分与などを話し合うことが一般的です。
ヒロアキの要約
つまり、話し合いを行い、合意ができれば文章にして強制力を持たせる。(裁判所やからなぁ)
合意に至らない場合は離婚裁判に移行する、ということか?( ゚Д゚)
2)調停委員
次に離婚調停委員についてまとめます。

ワシ
離婚等の話し合いを離婚調停委員を通じて行うとのことやけど調停委員ってどんな人?

アドバイザー

アドバイザー
民事・家事の紛争解決に役立つ専門知識を持っている人か又は

アドバイザー
社会生活において豊富な知識を有する人とのことです。

アドバイザー

アドバイザー

ワシ
ハイ、マジです。そして、実際の離婚調停にあたっては男女各1名、合計2名の離婚調停員が立ち会うことになっているそうです。

アドバイザー

ワシ
なるほど、彼らは中立の立場で夫婦間の離婚についての話をつないでくれるのやな?

ワシ
ならば、彼らに心情的に共感してもらえればいい感じになるんかな?
そうですが、少なくても嫌われるような行為は絶対に避けましょう!

アドバイザー
具体的には身なりを整える、調停委員の話をしっかりと最後まで聴く、聞かれたことにポイントを絞りシッカリと答えるということでしょうか?

アドバイザー
ヒロアキさんはしゃべり過ぎるし、相手の話を中断させることが有るので心配です。

アドバイザー

ワシ
アドバイザーからの補足等
調停委員というのは、最高裁判所から選任された弁護士や有識者等です。
彼らは中立な立場から夫婦間の話合いの間に立ち調整や問題解決へ向けたアドバイスをしたりしてくれます。
また当事者だけでなく裁判官も調停委員の意見には耳を傾けることが多いため、調停の進行に深く関わっています。
ヒロアキの決意
妻には弁護士がいるのでこちらは離婚調停委員の方々が頼りや。
妻側の弁護士を徹底的に貶めようと思っていたけど悪口はNGぽいな。とりあえず事実の積み上げのみで相手側の主張を論破?することにしよう。
というか裁判じゃないので論破や主張の証拠等も必要がないかもね。
2.離婚調停開始

1)第一回調停の流れ
さて、離婚調停の為に私の家の近くの家庭裁判所に出向く訳ですが、初日に流れをまとめておきましょう。
おおよその流れは
1)家庭裁判所の窓口で受け付け、待機
2)調停委員との話合い(1回目)
運転免許証等による本人確認と調停員の紹介を行った後、妻側の主張を説明し私に意見や賛否を確認する。
3)待機
調停委員と私との1回目の話し合いが終了後、調停委員は私の主張を妻側に説明する。
4)調停委員との話合い(2回目)
妻側との2回目の話し合いの結果を伝えて本日の調停は終了します。次回の調停日時を改めて確認されそれが記されたものを渡されます。
図で流れを説明すると次の通になります。一回のお話に要する時間は30分くらいです。
したがって全体の所要時間は2時間くらいになります。

2)第一回調停の反省

ワシ
調停員が話やすい雰囲気を作ってくれたので居心地は良かったかな

アドバイザー
でも、居心地のよさが災いして余計なことを話したりしていませんか?

アドバイザー

ワシ
アドバイザーからの改善点の指摘
心配していた通り、ヒロアキさんは調停委員の方の質問に答えるだけではなく奥さんの主張に対しての反論も調停員に聞かれる前から始めてしましました。
離婚調停はあくまでもお互いの考えを調停員を通じてキャッチボールすることが必要です。相手側の反論を行う際も調停委員から尋ねられるまで控えるべきだったかもわかりませんね。
3.妻側の要求内容と私の回答


ワシ

アドバイザー

アドバイザー

アドバイザー

ワシ
そうだが言いたいことを言っている感じやなぁ。弁護士のおバカさ加減が見えてきて滑稽でもあるが
妻側の主張
イ)離婚をしたい
ロ)離婚に伴い1:1の割合で財産分与と年金分割
ハ)結婚時にお金を預けたがそれを返して欲しい
ニ)慰謝料を請求したい
今回のブログではイ)離婚とロ)財産分与等について振り返ります。

アドバイザー
それでは以下からは調停委員、奥さん(ヒロアキさんの妄想で39さんが奥さん役です)を交えて会話スタイルで始めましょう。

アドバイザー
39さんはかしい様がPiaproに投稿されていた版権フリーの画像からお借りしました。

アドバイザー
かしい様の作品の一部を切り取って使わせて頂いています。ご許可を頂き有難うございました。

ワシ
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調停委員
39さん、離婚を望まれていますが理由を教えてください。

39さん

39さん
おまけに一緒に暮らしている時の生活費を十分にくれませんでした。

39さん

調停委員
ヒロアキさん、おくさんは性格が合わないという理由で離婚を希望しています。

調停委員

ワシ
調停委員の方もご存じの通り39さんは昨年10月の婚姻費請求時には離婚を考えていないと明言されていました。

ワシ
なのでいまさら「性格が合わない」を離婚理由にすることを私は理解できません。

ワシ
この数か月で私の性格が大きく変わったとは思わないからです。

ワシ

調停委員

調停委員
次に家事や性格がルーズであるという39さんの主張をどう思われますか?

ワシ
ですが、結婚して以来、39さんからガマンできないほど嫌とは一度も言われていないと記憶します。

ワシ
強く要望されていたら家事については対応を改めていたと思います。

ワシ
現実に今は子供と協力して家事等をすべて行っているのですから。

ワシ

調停委員

調停委員
では生活費を十分に渡さなかった件はどうでしょうか。
それは、〇〇△△という理由があるからです。(本人が見れば気分が悪い内容ですのでとりあえず伏字で)

ワシ

ワシ
なので、お米は私が購入していましたし子供の食事のフォローも常時行っていました。

ワシ

ワシ
そして39さんには食費の不足が有ればいつでも言うように何度も念を押していました。

ワシ

調停委員
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補足
昨年妻は話し合う等を一切せず一方的に実家に帰り同時に別居に伴う生活費を私に要求しました。
この際に妻は婚姻費の確保を目指し家庭裁判所へ調停を依頼しました。(別居等に伴い配偶者の生活費を賄うことを婚姻費といいます)


アドバイザー

アドバイザー
通常夫婦が別れる場合、結婚以降に築いてきた財産は半分づつに分けるこことになっています。

アドバイザー

ワシ

アドバイザー

アドバイザー
ヒロアキさんも39さんも離婚した場合、お互いの年金を半分こにするということです、つまり

アドバイザー
ヒロアキさんの場合、ヒロアキさんの年金を50%分、そして39さんの年金の50%分を貰えることになります。
39さんは体が弱いため殆ど働いておらず国民年金だけやね。ワシ丸損とちがう?

ワシ

アドバイザー
そうですね。通常男性の方が現役時代の収入が妻よりも多いことが普通なのでまぁ男性にとっては辛い状況ですね。

アドバイザー
以上を踏まえて財産分与と年金分割の話を確認していきましょう。

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財産分与と年金分割

調停委員
さて39さん、もし離婚をするとして財産分与分の希望割合を教えてください。

39さん
今のヒロアキさんの手持ちのお金が私が協力したからこそ有るものですので。

39さん

調停委員

39さん

調停委員

調停委員
妻に対しては色々と思うところもありますが7:3の分割を希望します。

ワシ

ワシ

調停委員
今回の離婚調停でも、婚姻費の時も事前になんの話し合いもなく39さんのみ判断で行われています。

ワシ
そもそも離婚調停は夫婦間の話し合いで決着がつかない際に中立的な立場の方を間に入っていただくことにより話し合いを進める為の制度だと理解しています。

ワシ
つまり事前に当事者同士で話あいがされないまま今回の離婚調停に至っている現状は少しおかしい様に感じます。

ワシ
調停員の方にはお手数ですが39さん及び彼女の弁護士に話し合い応じるように言って頂ければたすかります。

ワシ

調停委員
現在私は手持ちの現預金額に対して負債額の方が大きく債務超過の状態です。

ワシ

ワシ
このような状況では39さんに財産を分けても借金を背わせてしまうことになることをお伝えしておきます。

ワシ

調停委員
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注意
上の会話では関係者がすべて揃って話を進めていますが、実際は調停委員の方々が別個に会って話をするのでお互いの姿を見ることは有りません。
4.今回のブログのまとめと次回のブログの内容
妻側の4項の要求事項のうち2項について扱いました。
それなりに調停委員の方の質問に対して答えることは出来たと思いますが、反省点もあります。
それは離婚調停はお互いの意見をぶっつけ合ってどちらの言い分が正しいのか調停委員に判断してもらうのではなく調停の1回目は「現状の確認」でしたので調停委員が聞き出した妻側の話に対して自分の回答を述べるだけでよかったということです。
次回ブログでは今回の続き(持参金の返却、慰謝料?)に関するやりとりをまとめる一方で初日の総括を行いたいと思います。
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